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新たな画材や描写を探究。世界を魅了する86歳の画業に触れる

デイヴィッド・ホックニー展

2023年7月15日(土)~11月5日(日)、東京都現代美術館でデイヴィッド・ホックニー展を開催中です。

60年以上にわたり絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術など幅広い分野で作品を手掛けてきたホックニーは、現代で最も革新的な画家と評され、世界中の人を魅了しています。

欧米を中心に個展が開催され、2012年ロイヤル・アカデミー(ロンドン)での個展や、2017年ポンピドゥー・センター(パリ)では個展でも60万人以上の来場者数を記録。日本で開催される本展は、27年ぶりとなる大型個展であり、これまでで最も充実した展示内容となっています。

全長90メートルの大作《ノルマンディーの12か月》(部分)は鮮やかな色彩と圧巻の迫力

1937年イギリスに生まれ、ロンドンの王立美術学校で学んだホックニーは、1964年ロサンゼルスに移住し、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びた。

全8章で構成された本展は、イギリスやロサンゼルスで制作された多数の代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズ、COVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作まで、120点あまりの作品が集結。ホックニーの世界観をあますことなく体感できます。

大型の油彩画とiPadドローイングで構成された《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート2011年》シリーズ。2010年4月の発売と同時に入手したiPadは、ホックニーが新境地を開く一助になった

「同じことを反復するのではなく新しいなにかを発見したい」と語るホックニー。現代美術の第一線で活躍し続け、2023年に86歳を迎えてなお一層制作に打ち込み、自らの芸術を刷新しているホックニーのエネルギーを体感できる展示会です。

遊び心を感じる多重視点の絵画《2022年6月25日、(額に入った)花を見る》

会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)
開催時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館
住所:〒135-0022東京都江東区三好4-1-1 木場公園内
費用:一般 2,300円/大学生・65歳以上 1,600円/中高生 1,000円/小学生以下無料


※主催者の都合により情報が変更になる可能性があります。最新の情報はイベントHPをご確認ください。
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