「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展
2025年4月26日(土)から7月6日(日)まで、東京・品川のWHAT MUSEUMにて、「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展を開催中です。
本展のテーマは、自然と人の営みが交差するところに生まれる“いのち”の循環。6人の現代アーティストによる70点の作品は、日本文化の根底にある「自然との共生」や「再生」の精神を多様な観点から表現しています。
本展のテーマは、自然と人の営みが交差するところに生まれる“いのち”の循環。6人の現代アーティストによる70点の作品は、日本文化の根底にある「自然との共生」や「再生」の精神を多様な観点から表現しています。

WHAT MUSEUM 展示風景「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展 Photo by Keizo KIOKU
古紙ダンボール、流木、膠(にかわ)、曲がった木、漂着物など、出会った素材に作家たちは真摯に向き合います。見過ごされがちな存在に光を当て、そこに美しさと可能性を見出し、アートに昇華させました。
出展作家の鈴木初音は、自ら育てた植物や天然由来の素材で平面作品を制作。素材に触れることと手仕事を重視し、現代の「ものづくり」の根源を追求します。
玉田多紀は、生活の中あるダンボールを使って動物のかたちを巧みに造形。技法は教育現場にも応用され、創作の可能性を広げています。東北のマタギ文化に影響を受けた永沢碧衣は、狩猟という行為を通じていのちと向き合い、素材を余すことなく使うことで“命の循環”を表現します。
出展作家の鈴木初音は、自ら育てた植物や天然由来の素材で平面作品を制作。素材に触れることと手仕事を重視し、現代の「ものづくり」の根源を追求します。
玉田多紀は、生活の中あるダンボールを使って動物のかたちを巧みに造形。技法は教育現場にも応用され、創作の可能性を広げています。東北のマタギ文化に影響を受けた永沢碧衣は、狩猟という行為を通じていのちと向き合い、素材を余すことなく使うことで“命の循環”を表現します。

玉田多紀「絶滅危惧種の物語」 2015-2023年 ウッドワン美術館蔵 撮影・Photo:稲澤朝博
帆刈晴日は、自作の絵画を解体し再構成することで、既存の価値観を問い直すアートを展開。水田典寿は、漂着物や廃棄された家具などを素材とし、最小限の手を加えながら素材本来の美を引き出します。そして宮川達也は、流通に乗らなかった木々を彫刻作品として昇華させ、長年にわたる教育活動の中で育まれた造形観を体現しています。

帆刈晴日「yarn -color wheel-」(部分) 2025年
本展の作品の数々は、一見静かで素朴ながらも、現代社会に問いを投げかけます。環境破壊や気候変動といった問題が身近に感じられる今、作家たちの表現からは、日々の暮らしと自然の関わりを見つめ直すヒントが浮かび上がってきます。観る者の感性を静かに揺さぶり、「再生」と「つながり」への意識を呼び覚ますこの機会をお見逃しなく。
edit & write: yoko sueyoshi
edit & write: yoko sueyoshi
会期:2025年4月26日(土)~2025年7月6日(日)
会場:WHAT MUSEUM(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:11:00~18:00(最終入館 17:00)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜休館)
入場料:一般 1,500円、大学生・専門学生 800円、高校生以下 無料、展覧会パスポート 2,500円(会期中何度でも入場可能)
※主催者の都合により情報が変更になる可能性があります。最新の情報はイベント HP をご確認ください。
会場:WHAT MUSEUM(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:11:00~18:00(最終入館 17:00)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌火曜休館)
入場料:一般 1,500円、大学生・専門学生 800円、高校生以下 無料、展覧会パスポート 2,500円(会期中何度でも入場可能)
※主催者の都合により情報が変更になる可能性があります。最新の情報はイベント HP をご確認ください。