【女性交流会レポ】仲…

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【女性交流会レポ】仲間&先輩たちの「ロールパーツ」から見つける、自分らしいキャリアの描き方

2025年11月14日、電通ライブがイベント業界で活躍する女性たちが仕事や人生について語り合う「VENUE LINK 女性キャリア交流会」を開催しました 。女性の入社が増え、活躍の場が広がるイベント業界。一方で、ハードな現場や不規則なスケジュールの中で、「これからどう働き、どう生きていく?」と迷うことも多いはず。

そこで、日々奮闘する女性たちが、仕事のやりがいからプライベートの悩みまでを明るく語り合う会を用意しました。誰か一人の完璧なロールモデルを目指すのではなく、多くの人の素敵な「ロールパーツ」を拾い集め、自分の人生を見つめてみる。そんなポジティブな交流会となった様子をレポートします。

イベント業界で働く女性が語り合える場を目指して

空間デザインやイベントプロデュース、マーケティングなど幅広い職種の26名が参加した「VENUE LINK 女性キャリア交流会」。始まりでは、この会を企画したVENUE LINK事務局から、開催に至った熱い主旨が語られました。

VENUE LINK 事務局 小山、山本(右から)

「イベント業界全体の女性比率が高まっている一方で、実際に働く女性たちはキャリアパスをどう描くべきかに頭を悩ませている現状があります。昼夜や休日を問わず働くことも珍しくないハードな環境の中で、女性たちが将来を想像するためのヒントを得られたらと思い、今回の交流会を企画しました」

やりがいは大きいけれど、ときに忙殺されがちな業界。だからこそ、「いかに生き、いかに働くか」を本音で語り合える場は、この先も自分らしく、そして長くこの仕事を楽しみ続けるための、とてもポジティブなきっかけになるはずです。

続いて、緊張をほぐすため、3~4人が座る各テーブルで共通点を見つけるワークが行われました。出身地、趣味、ラーメンの好みなど、いろいろな共通点が見つかり、各卓で笑いが起こります。

配られたスケッチブックとペンを使い、発見した共通点を発表。「幕張メッセで仕事をしたことがある」という、業界人なら避けては通れない共通点も。「申請関係の業務が苦手」という共通点が発表されたときは、「わかる~!」と全員から笑顔がこぼれていました。

計画は必要ないかも?登壇者が語る、結婚するまでのリアル

場が温まったところで、トークセッションがスタートしました。イベント業界にとどまらず、起業している女性を含めて、自分らしく活躍している5名の登壇者が、自身の失敗や成功を包み隠さず共有しました。それぞれのプロフィールは次のとおりです。
司会を務めるのは、近藤洋子さん。母親が「自分らしいキャリアや生き方」を模索し、好きを仕事にするための起業スクール「日本ママ起業家大学」の学長です。

「幸せをゴールにした働き方」をサポートする近藤さんは、高校3年生の娘を持つ母でもあります。「更年期vs反抗期」のホルモン戦争真っ只中と笑わせつつ、「永遠の女子高の先輩」という立ち位置で、女性たちがもっと楽に生きられるヒントを届けたいと話します。

「頼れる姉御」の雰囲気をまとう近藤さん(右)。FMラジオDJ、テレビ通販ナビゲーター、イベントMCなど、約20年の「喋りのキャリア」の持ち主でもある

最初のトークテーマは、結婚観について。近藤さんは「結婚するかどうか、子供を持つかどうか。これって本当に人それぞれですよね。でも、結局は自分で決めることが幸せに直結するんじゃないかなって思うんです。そこで皆さんに聞きたいのは、『いつから結婚とか考えたの?』です」と投げかけます。すると、三者三様の価値観が浮き彫りに。

堀内:私は完全に計画外でした。そもそも結婚願望すらなかったですし、「人生で結婚という選択肢はないな」とすら思っていたくらいで。

近藤:えっ、そうなんですか! そこからどうして?

堀内:長くお付き合いしていた人がいたんですけど、彼からプロポーズされたタイミングで、結婚について考えるようになって。まさにプレゼンをされた気持ちでした(笑)

結婚願望はまったくなかったと話す堀内さん

近藤:プレゼン!?(笑)

堀内:そうです(笑)。それで、「ここまで考えてくれるなら、結婚してもいっか」って。でも、なるべく遅いほうがいいなとはぼんやり思っていて、結局32歳のときに決めました。

田尾:私も1ミリも考えてなかったですね。願望とかいう次元じゃなくて、本当に何も(笑)。学生時代に付き合っていた人と再会して、そのままの流れでしたね。結婚は「勢い」だと思います。

ハードワークをしていたため、結婚のことはまったく意識していなかったという田尾さん

小山:私はお二人よりはちょっと焦りがあったかも。30歳を過ぎて周りが結婚し始めて、一緒に遊んでくれる友達がいなくなったときに「やばい、私もそろそろしなきゃ!」って。今の夫と32歳で付き合って、33歳で結婚しました。

山本:入社して数年は深夜帰りが多かったので、出会いの機会が少なかったです。「このままで大丈夫なのか?」と婚活っぽく動いた時期もあったのですが、うまくいかず。その後たまたまた知り合った彼と波長が合い、仕事で忙しい時でも、家に心の支えがあるっていいな、と思うようになり、結婚を意識するようになりました。

名字もキャリアも自分で決める。恋愛もキャリアも「ライトな行動」を起点に

近藤:結婚するとき、名字の問題って結構大きいですよね。私も旧姓で仕事をしてますけど、戸籍名と使い分けるのってややこしいじゃないですか。皆さんはポリシーとかありました?

堀内:私は、名字を変えたくないっていうのが「結婚したくなかった理由」の第1位でした! だから最初は「事実婚」を提案していたんです。結局は話し合って、今は旧姓をビジネスネームにしてます。生まれてからの名前はアイデンティティなので、急に変わる違和感がすごくて。

近藤:結婚前にそこをちゃんと旦那様と対話できたのは、すごくいいコミュニケーションですよね。

堀内:そうですね。私のこだわりに付き合ってくれる人だったんだな、って今は思います。「普通は変えるでしょ」って言われたら、結婚してなかったかも(笑)。

田尾:私は名前へのこだわりは全然なかったんですよ。でも、いざ結婚するってなったときに、仕事で関わっている人たちに「名前変わりました、結婚しました」っていちいち説明して回るのが本当に面倒くさくて(笑)。それで、仕事ではずっと旧姓のままですね。
近藤:事務的な理由がすごくリアル!でも、旧姓を使い続けたり、事前にしっかり話し合ったり、そういう細かい「自分で決める」ことの積み重ねが、結局は幸せに直結するのかもしれませんね。ここまでのお話を聞いていても、皆さん本当に様々ですよね。

でも共通しているのは「たまたま」というキーワード。今、目の前のことに一生懸命生きているからこそ、神様が「たまたま」出会わせてくれる。計画を立てること以上に、その偶発的な出会いも重要なんじゃないかな、なんて思いました。では、続いてのテーマは小山さん、お願いします。

小山:はい! まずは結婚・出産に関係なく、今振り返って思う「20代・30代のうちにこうしておけばよかった」というお話から。仕事でもプライベートでも、皆さんはどうでした?

田尾:事前に質問をいただいて準備していたんですけど……正直、あんまりないんですよ(笑)。今私は40歳ですが、20年前の自分を振り返ると、もう愛おしい。「あのとき一生懸命悩んで出した答えだから、可愛かったね」って思って終わっちゃう。

ただ、あえて言うなら「とにかく自分で考えてください」ということ。会社に求められる振る舞いとか、周りがそうしているからじゃなくて、自分の頭で考えて答えを出す。その繰り返しが大事だと思います。
近藤:SNSの情報や周りの声に流されず、自分の頭で考える。大きなキーワードですね。小山さんはどうですか?

小山:私はもう少し現実的な話で、もっと早く投資を始めておけばよかったです(笑)。早く始めるほど、増えた利益がさらに次の利益を生むので、将来の金額に大きな差がつく可能性が高まるからです。あともう一つは、海外に行くこと。ストッパーが働いて挑戦しなかったことを後悔している自分がいるので、「住んでみたかったな」と今でも思うことがあります。

近藤:やらなかったことが後悔になるって言いますもんね。若いうちの「投資」と「海外」、大事ですね。ここで質問が届いています。「昔と今、仕事のモチベーションはどう保っていますか?」。堀内さん、いかがでしょう?

堀内:私はイベントや広告関連の仕事が純粋に楽しいんですよね。成果物がわかりやすいし、それに対するリアクションも直接見られる。結局、「楽しい」が一番のモチベーションな気がしています。

近藤:自分がやりたいワクワクが、結果として評価やお金に繋がっていくのはいいですよね。

堀内:うちの会社では「クライアントよりクライアントになれ」って言うんですけど、担当する商品のことを誰より詳しくなると、相手も喜んでくれるし、チーム全員がその商品を好きになると最強ですよね。環境をどれだけ楽しくできるかが大事だと思います。

近藤:もし「やる気が湧かないな」と感じるなら、それは何かがズレているサインかもしれませんね。こんなガチな質問も来ています。「仕事が忙しすぎて恋愛する時間がない。機会を逃しているのではと焦ります」。

小山:最近ならマッチングアプリが主流ですよね。私の若い頃は時間がないなりに、合コンに精を出していました(笑)

近藤:合コンの勝率って、実際どうなんですか?

小山:合コンは彼氏を作るためというより、友達を作りに行く感覚ですね。重く考えず、構えすぎず、ライトにいろんな人に会ってみるのがいいのかなと。

近藤:足を運ぶことで目が肥えるのもありますよね。あと、私のように「ダメンズ」にハマっちゃう人は「ナウシカ症候群(私だけがこの人を救える)」に陥りがちなので、自分で選ばず、信頼できる第三者に決めてもらうのも手ですよ。

コントロールできない育児と仕事。背中で見せる「働くかあちゃん」の姿

小山:話題がガラッと変わりますが、ここで「出産後の仕事のやりがい」についても触れておきたいです。

山本:私は初めての育児がとにかく楽しくて、最初は仕事のことを全部忘れて育児を満喫していたんです。もともと深夜作業が当たり前のハードな働き方をしていたので、夜泣き対応も慣れたもんで(笑)。でも、子供が1歳に近づくにつれて、そろそろ仕事もしたいなという気持ちが自然と湧いてきました。

実際に復帰してみると、仕事観が本当に変わりましたね。以前は仕事のことしか頭になかったけれど、育児という別のライフワークができたことで、仕事への向き合い方がいい意味で客観的になったというか。自分の中に「仕事」と「育児」という二つの軸ができたような感覚です。

小山:仕事をしているときは、本来の自分に戻れる感覚があるんですよね。でも子育てをしていると、自分でも制御できないような人格が出てきてしまって、「これ、私らしくないな」と感じる瞬間があるんです。むしろ仕事をしているときの方が、自分らしさを感じられるというか。

イベントのプロデュースという物事をコントロールする仕事をしてきたので、育児の「どうしても思い通りにいかない状況」に戸惑うことが多いです(笑)。そのコントロールできないもどかしさに、日々苦戦しています。
近藤:結婚や出産といったライフイベントが本当にたくさんありますよね。大げさじゃなく、イベントごとに「人生が新しく作り替えられる」というか、生まれ変わるような感覚があると思うんです。子育てを通して、これまで知らなかった「新しい自分」に出会ってしまったとき。それって、ご自身の中ではどんな感覚だったんですか?

山本:新しい自分を受け入れるのには、やっぱり時間がかかりますよね。今もまさに苦戦しているところです(笑)。子供が一人、二人、三人……と増えるたびに状況が全然違って、私、一体どうなっちゃうの?」って戸惑うことの連続で。

でも、ようやく仕事とプライベートのオンオフはつけられるようになってきたかな、と思います。私のやりがいは、結局のところ「誰かに喜んでもらいたい」という気持ちに繋がっているんです。仕事も、その先にいる誰かの喜ぶ顔が透けて見えるから、そこに向けて全力で頑張れる。

子育ても根本は同じで、喜んでほしいという一心なんですが、現実はなかなか上手くいかないことも多いですよね。ただ、子供を保育園や学童に預けて働いている以上、苦しみながら働いている姿だけは見せたくないな、という思いがあります。

感情が素直に出ちゃうタイプなので、仕事が上手くいかないときに機嫌が悪くなることもあるんですけど(笑)。それでも、トータルでは「ママは仕事を楽しんでるんだな。働くって楽しそうだな」と、子供に感じてもらえたら嬉しいですね。
近藤:そういう親の背中を見せることが、一番の教育になっていったりするんじゃないかなって思うんです。それに、子供も本当に「子供」じゃないですからね。私は今、一番の相談相手が娘なんです。仕事はすごく楽しくやっているけれど、やっぱりたまにはいろいろあるじゃないですか(笑)。そんなときに「今ね、こんなことがあってね……」なんて話をすることもあります。

山本:親がそういう嫌な話をすると、子供って意外と喜ぶんですよね。うちの子は「どんな嫌なことがあったの?」って興味津々です(笑)

近藤:でも、そんなふうに社会の中で奮闘しながら生きている「かあちゃん」の姿っていうのも、悪くないんじゃないかなと思ったりします。

登壇者たちのオープンなトークに笑顔がこぼれる

自分なりの「ロールパーツ」を見つけ、納得感のあるキャリアを「ナチュラルに」選べる社会になってほしい

近藤:一方で、やはり子どもが生まれてからは、仕事のスタイルを変えないといけないケースもありますよね。

小山:独身でバリバリ仕事をしていた頃と比べると、やっぱり仕事のやり方は変わりましたね。ただ、私は仕事だけにはしたくなくて、子育ても仕事もやりたいという両立のスタンスを希望していたので、クライアントワークは一回やめようかなという選択を自分の中でしました。でもそのときに、「こういうふうにやってみたら?」と示唆をくれる先輩がいたので、そこはすごく救われたなと思っています。自分の中でやりたいことが見つけられたので、今はそこに向かって進んでいます。

近藤:身近にそういう存在がいるっていうのは、本当に大きいですよね。

小山:そうですね。ただ、イベント業界って女性の上の世代が少なくて……。

近藤:もし理想的な先輩がいて、「あの人の生き方がいいな」と思っても、ロールモデルを全部真似するのは結構しんどいですよね。だから、「この人のこの要素はいいな」という「ロールパーツ」を発見してほしいなと。この交流会がロールパーツを見つける機会になったら、とても素敵だなと思います。ここで、会場からの質問をひとつ。「女性の働き方について、もっとこうになって欲しいなと思うことはありますか?」 堀内さん、いかがでしょう。
堀内:少し前までD2CIDという100名弱のクリエイティブ主体の会社にいたのですが、私はそこで上から3番目のポジションだったんです。社長・役員・私(シニアマネージャー)、 という感じで。人数が少ないからこそ、そのポジションにいると毎週の経営会議で組織の動きがすごく見えてくるんですね。

でも、その経営会議に出ているのが、気がついたら私以外全員男性の先輩になっちゃってて(笑)。D2Cグループの役員会議でも、女性ってほとんどいないんじゃないかなと思うんです。そこに、もっと差し込めるようになるといいですよね。月並みですけど、女性がもっと上のポジションに、それも無理やり頑張って苦しみながらではなく、「ナチュラルなキャリアの選択」として役員になれること。そういう環境が、この業界にはすごく必要なんじゃないかなって。

田尾:私は、女性側の「覚悟」の問題もあるのかなと感じています。「自分が一家を養っていく」という覚悟で働くのか、それとも「いい感じに結婚して、養ってもらいながら自分も活躍したい」のか。そこが曖昧だと、「家庭の収支バランス(PL)をどうするのか」っていう話になっちゃいますよね。

今までは時代的に、男性がどうしても養わざるを得なかったという背景がありました。でも、これだけ平等と言われる中で、どれほど「養う覚悟」を持って働きたい女性がいるのか。自分がそれを希望するなら突き進めばいいし、そうじゃないなら、しっかり稼いでくれる人をちゃんと見極めることも大事ですよね。



近藤:女性側のマインドセットですね。仕事もそうですし、いろいろな方の話を聞いていると「丁寧な暮らしをしなければならない」といった「ねばならない」という固定観念に縛られている方も多い気がします。自分がやりたければいいけれど、もしそれが自分を苦しめているのであれば、その考えは捨ててしまってもいいんじゃないかなって。そういうマインドセットは必要ですよね。
小山:ちなみに、事前質問で「弊社は育児休業手当が出ないので、女性に不利ではないか」というお悩みがあったのですが……安心してください、育児休業給付金は会社の手当ではなく、雇用保険から支給されます。会社独自の手当ではないので、平等に受け取ることができます。

近藤:こういう情報にしっかり触れていくことも、本当に大切ですよね。

小山:そうですね。電通ライブでは「パパママハンドブック」を作って、会社の制度や国の制度がまとめてわかるようにしています。みんなにわかりやすくまとまった情報があるというのはとても便利なので、これは是非オフィシャルパートナーの経営の皆さんにもご紹介できればと思います。

リアルタイムで質問を募集したところ、時間内で答えきれないほどの質問が寄せられたため、後日テキストで回答。参加者の関心の高さを窺える

自分らしい「幸せ」の定義を、自らの手で描くワークショップ

登壇者たちのセキララでポジティブな本音に、会場全体が温かな共感で包まれたトークセッション。締めくくりに、司会の近藤さんはこんな言葉を送りました。

近藤:自分の価値観を大切にする「いい意味でのわがまま」が、これからの社会で受け入れられる新しい価値に繋がっていくのかもしれません。当たり前をアップデートしながら、皆さんと一緒にこれからの人生をもっと面白くしていきたいですね。

続いて、自分自身の内面とじっくり向き合うためのワークショップがスタートしました。VENUE LINK事務局の山本が、今回のメインワークである「キャリアデザインツリー」の描き方を説明します。

山本:今回は「キャリアデザインツリー」を皆さんと一緒に書いてみたいと思います。キャリアプランというと仕事の目標に特化しがちですが、このワークでは「ライフ」も含めた総合的な人生のデザインを目指します。 このツリーは、将来の理想の姿と、自分にとって大切なものを可視化することで、毎日をポジティブに進むための「道しるべ」となるものです。
山本さんは、ツリーを構成する「太陽・地面・木」の3つの要素について解説しました。

【太陽】…10年後の理想の自分。どんなふうに働き、誰とどんな生活をしていたいか、理想のライフスタイルを想像します。
【根(地面から下)】…これまでの経験や自分の強み、ポテンシャルを確認する現在地です。
【木】…根から太陽に向かうために必要なステップや、挑戦したい経験を整理します。
このワークの特徴は、幹の左側を「キャリア軸」、右側を「ライフ軸」と分けて描く点にあります。山本さんは「まずは太陽(10年後)から書き、次に根(過去)を振り返ることで、今の自分に足りないものや、これから挑戦したいことが見えてきます」と、具体的なステップを伝授しました。

「いきなりツリーを描くのが難しい」という方のために、自分の考えを整理するための「10の質問」シートも用意されました。
参加者の皆さんは、ときどきペンを止めて考え込んだり、登壇者からアドバイスを受けたりしながら、熱心に書き進めていました。
最後には、作成したツリーをグループ内でシェア。自分でも気づかなかった想いを言葉にすることで、新たな発見や「ロールパーツ」を見つける、充実した時間となりました。
自分自身の願望やこだわりと向き合いながら、キャリアデザインツリー にこれからを記すーー。忙しいイベント業界に身を置く女性たちにとって、心を落ち着かせて自分の本心を見つめる貴重な機会になったようです。

プログラムが終了したあとには、フィンガーフードとドリンクで懇親会を開催。心がほどけたのか、参加者たちが登壇者に相談したり、談笑したりと和やかな時間が流れました。
参加者のアンケートには、「様々な価値観・考え方があると改めて感じ、自分を見つめなおす場ともなりました。」「今後の人生について深く考える機会になりました」と、充実した時間を過ごせたことが分かるコメントが多数寄せられました。

毎日が忙しいイベント業界では、自分と向き合う余裕を失い、ふと孤独を感じる瞬間もあるはずです。けれど、同じ境遇の仲間と出会い、誰かの素敵な「ロールパーツ」を知り、新しい選択肢に気づき、自分の理想の将来についてポジティブに思いをめぐらせることで、未来への視界はぐっと開けていくのではないでしょうか。今回の交流会は、そんな前向きな希望を分かち合う、実りある時間となりました。会場に広がっていた晴れやかな表情が、明日への活力へとつながっていく——そんな温かな熱量を、確かに感じるひとときでした。


write&edit : yoko sueyoshi
photo : hideki ookura
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