展示会のディスプレイから商業施設の空間デザインまで、年間約3000件もの空間を生み出すリーディングカンパニー、昭栄美術。1979年の創業以来、「企画・デザイン」から「設計」「制作」「施工」「アフターサービス」までをワンストップで提供する体制を強みとし、高い技術力と専門性で顧客満足度を高めてきた。同社の強みについて、専務取締役 羽山寛幸氏のインタビューと、ものづくりの要となる巨大な製作拠点「SHOEIベイスタジオ」から紐解く。
手仕事から最新技術まで幅広い領域で、人の感動を生み出す
「人のつながりで、価値を生む。」という理念のもと、ディスプレイや展示物の制作・施工を中心に事業を展開している昭栄美術。千葉県浦安市の小さな工房で、創業者がテレビのセット制作など手掛けたことにはじまり、今では大規模な展示会や商業施設のディスプレイ、屋外イベントまで、幅広い領域の空間デザインを手掛けている。
「昭栄美術は、木工の製作会社としてスタートしましたが、事業が進化する中でサイン施工や電気照明、さらには音響映像の分野にも進出しました。現在も木工をベースとするものづくりを基軸に、空間や体験を創造することで、人々に感動を提供することを目指しています」と語るのは、専務取締役の羽山寛幸氏だ。
重視しているのは、言われたものをつくるのではなく、背後にあるストーリーや体験を形にすること。「お客様が私たちの作った空間で何を感じ、どう受け取るのか、そこに価値があると考えています」と言葉に力を込める。
その価値を最大化できる要因は、企画・デザイン設計から製作、施工、さらには会期中の運営・アフターサービスに至るまで自社で一貫して提供する「ワンストップサービス」だ。この体制により、顧客は全てのプロセスを一括して依頼できるため、時間やコストの削減が可能になる。多くの企業が分業体制を取っている中、昭栄美術は一貫したサービスを提供し、迅速かつ高品質な対応を実現している。
「昭栄美術は、木工の製作会社としてスタートしましたが、事業が進化する中でサイン施工や電気照明、さらには音響映像の分野にも進出しました。現在も木工をベースとするものづくりを基軸に、空間や体験を創造することで、人々に感動を提供することを目指しています」と語るのは、専務取締役の羽山寛幸氏だ。
重視しているのは、言われたものをつくるのではなく、背後にあるストーリーや体験を形にすること。「お客様が私たちの作った空間で何を感じ、どう受け取るのか、そこに価値があると考えています」と言葉に力を込める。
その価値を最大化できる要因は、企画・デザイン設計から製作、施工、さらには会期中の運営・アフターサービスに至るまで自社で一貫して提供する「ワンストップサービス」だ。この体制により、顧客は全てのプロセスを一括して依頼できるため、時間やコストの削減が可能になる。多くの企業が分業体制を取っている中、昭栄美術は一貫したサービスを提供し、迅速かつ高品質な対応を実現している。
「私たちは、展示のデザイン、木工、サイン、電気工事、物流など、すべての分野を社内でカバーしています。そのため、他社に依頼する必要がなく、コスト削減はもちろん、品質の一貫性も保てるんです。他社では分業化されていることが多いですが、私たちはすべてのプロセスを自社内で完結させることで、効率化を図りつつ、お客様の要望に柔軟に対応できるのが大きな強みです」
また、昭栄美術はヨーロッパで得た先端技術や知識を積極的に取り入れ、アナログな作業環境や品質管理のアップデートにも尽力してきた。
「ヨーロッパの工場では、技術者が複数の工程を担当し、効率よく作業が進められていました。日本の伝統的な工場では、各作業が専門化されており、現場での職人技術に依存する部分が大きかったですが、私たちは最新の機械を導入し、誰でも精度の高い作業ができる体制を整えました。これにより、生産性が大幅に向上し、結果的により高品質な製品を顧客に提供できるようになりました」
昭栄美術の事業拡大のターニングポイントは、2002年に取得したISO9001の国際認証取得だ。当時、業界では品質管理の重要性が叫ばれ始めていたが、社内体制の整備は遅れている企業も多く見受けられた。そこで、昭栄美術は業務フローの見直しやマニュアル作成に着手。この過程を通して、社員一人ひとりが品質管理の重要性を理解し、意識改革が進んだことは、会社としての大きな成長に繋がったという。
また、昭栄美術はヨーロッパで得た先端技術や知識を積極的に取り入れ、アナログな作業環境や品質管理のアップデートにも尽力してきた。
「ヨーロッパの工場では、技術者が複数の工程を担当し、効率よく作業が進められていました。日本の伝統的な工場では、各作業が専門化されており、現場での職人技術に依存する部分が大きかったですが、私たちは最新の機械を導入し、誰でも精度の高い作業ができる体制を整えました。これにより、生産性が大幅に向上し、結果的により高品質な製品を顧客に提供できるようになりました」
昭栄美術の事業拡大のターニングポイントは、2002年に取得したISO9001の国際認証取得だ。当時、業界では品質管理の重要性が叫ばれ始めていたが、社内体制の整備は遅れている企業も多く見受けられた。そこで、昭栄美術は業務フローの見直しやマニュアル作成に着手。この過程を通して、社員一人ひとりが品質管理の重要性を理解し、意識改革が進んだことは、会社としての大きな成長に繋がったという。
サイゼリヤから学んだ!ものづくりを「標準化」する大切さ
ユニークなのは、外食チェーンのサイゼリヤを経営の参考にしている点だ。実は、創業者同士の活動拠点が近かったことが縁で、サイゼリヤ現会長から直接経営指導を受ける機会があった。その経験が、現在の経営に大きな影響を与えているという。
「サイゼリヤはセントラルキッチン方式を採用し、どの店舗でも同じクオリティの料理を提供しています。昭栄美術も工場内の作業工程を標準化することで、安定した品質の製品を提供できる体制を構築しています」
昭栄美術が取り組んでいるサステナブルな取り組みの代表例が、廃材を材料として再利用するアップサイクルシステムである。廃材を再利用することで、環境負荷を減らしつつ、高品質なディスプレイを提供している。
具体的には、廃材を粉砕し、ペレット式の大型3Dプリンタで使用される材料の形態に変換することで、今まで廃棄されていた素材が新たな資源として再利用可能になる。
「例えば、展示会やイベントで使用された木材や什器が廃材となっても、それを回収して粉砕し、ペレット化することで、再び新しいディスプレイや造形物に生まれ変わることができます。以前は捨てるしかなかった廃材が、こうして3Dプリンタを使うことで新たな形を持つ資源へと変わり、限りある資源を最大限に活用できるのです」
「サイゼリヤはセントラルキッチン方式を採用し、どの店舗でも同じクオリティの料理を提供しています。昭栄美術も工場内の作業工程を標準化することで、安定した品質の製品を提供できる体制を構築しています」
昭栄美術が取り組んでいるサステナブルな取り組みの代表例が、廃材を材料として再利用するアップサイクルシステムである。廃材を再利用することで、環境負荷を減らしつつ、高品質なディスプレイを提供している。
具体的には、廃材を粉砕し、ペレット式の大型3Dプリンタで使用される材料の形態に変換することで、今まで廃棄されていた素材が新たな資源として再利用可能になる。
「例えば、展示会やイベントで使用された木材や什器が廃材となっても、それを回収して粉砕し、ペレット化することで、再び新しいディスプレイや造形物に生まれ変わることができます。以前は捨てるしかなかった廃材が、こうして3Dプリンタを使うことで新たな形を持つ資源へと変わり、限りある資源を最大限に活用できるのです」
木の加工で出た端材はサイズごとに分別され、再利用可能なものは新たなディスプレイの材料として活用。また、使用済みの木材やプラスチックは、3Dプリンタで造形し、新たな製品に生まれ変わらせている。
このアップサイクルのシステムにより、廃棄物の削減と持続可能な生産を両立。循環型ディスプレイの導入は、クライアントにも非常に好評とのこと。持続可能な取り組みの一環として、企業のCSR活動の一環としても活用されているという。
このアップサイクルのシステムにより、廃棄物の削減と持続可能な生産を両立。循環型ディスプレイの導入は、クライアントにも非常に好評とのこと。持続可能な取り組みの一環として、企業のCSR活動の一環としても活用されているという。
昭栄美術の心臓部「SHOEIベイスタジオ」見学で知る、空間デザインの舞台裏
今回2019年に設立された「SHOEIベイスタジオ」を特別に見学させていただいた。
「SHOEIベイスタジオ」は、東京ビッグサイトと幕張メッセのほぼ中間に位置し、都心からのアクセスにも優れている。敷地面積は約8,000坪(2万7,000平米)を誇り、木工、サイン、映像、音響、レンタルといった、空間創造に必要なあらゆる機能を集約。物流管理についても、倉庫と一体化したシステムを導入し、迅速な配送と効率的な在庫管理を実現している。
「SHOEIベイスタジオ」は、東京ビッグサイトと幕張メッセのほぼ中間に位置し、都心からのアクセスにも優れている。敷地面積は約8,000坪(2万7,000平米)を誇り、木工、サイン、映像、音響、レンタルといった、空間創造に必要なあらゆる機能を集約。物流管理についても、倉庫と一体化したシステムを導入し、迅速な配送と効率的な在庫管理を実現している。
すべての機能をSHOEIベイスタジオに集約することで、顧客は窓口を一本化できるため、時間やコストの大幅な削減を実現している。
「ワンストップサービスは、お客様にとっても大きなメリットですが、私たちにとっても、社内連携を強化し、品質向上を図る上で、非常に効率的な体制です。SHOEIベイスタジオでは、各部門が密接に連携することで、これまでにないスピード感とクオリティで、お客様のニーズにお応えできるようになりました」
SHOEIベイスタジオには、最新鋭の設備が導入され、高品質なものづくりを支えている。例えば、木工エリアには、大型のコンピューター制御の切断機や木材をカットするための大型の機械などが設置され、精度の高い加工をスピーディーに行える。
「ワンストップサービスは、お客様にとっても大きなメリットですが、私たちにとっても、社内連携を強化し、品質向上を図る上で、非常に効率的な体制です。SHOEIベイスタジオでは、各部門が密接に連携することで、これまでにないスピード感とクオリティで、お客様のニーズにお応えできるようになりました」
SHOEIベイスタジオには、最新鋭の設備が導入され、高品質なものづくりを支えている。例えば、木工エリアには、大型のコンピューター制御の切断機や木材をカットするための大型の機械などが設置され、精度の高い加工をスピーディーに行える。
これらの最新鋭の設備と、長年培ってきた技術力を融合させることで、昭栄美術は、顧客のあらゆる要望に応える、ハイクオリティな空間創造を実現している。
「私たちは、常に新しい技術や素材を取り入れることで、表現の幅を広げ、お客様に最高の空間体験を提供することに努めています。SHOEIベイスタジオは、私たちのそうした挑戦を可能にする、まさに夢の工場です」
「私たちは、常に新しい技術や素材を取り入れることで、表現の幅を広げ、お客様に最高の空間体験を提供することに努めています。SHOEIベイスタジオは、私たちのそうした挑戦を可能にする、まさに夢の工場です」
最新鋭設備×職人技が織りなす、サイン制作の進化形
昭栄美術のサイン制作は、単なる看板作りを超え、空間全体のデザインと調和しながら、ブランドのメッセージを伝える重要な役割を果たしている。従来のサイン制作はデザインや施工が別会社に分業されることが一般的だったが、昭栄美術では全てを自社で一貫して行うワンストップ体制を築き上げ、効率化と高品質な製作を実現している。
「サイン制作は、単なる物理的な表示物ではなく、顧客の理念やブランドイメージを視覚的に伝えるための重要な手段です。私たちは、デザインから製作、施工までを一気通貫で対応し、クライアントのビジョンを的確に反映させることを目指しています」
サイン制作における技術革新の一環として、昭栄美術はインクを速やかに固める最新のUVプリンタを導入。5メートル幅に対応できる大型プリンタを活用することで、シームレスな大型グラフィックや複雑なデザインを高精度で実現できる点が、昭栄美術の強みだ。これにより、イベントや展示会において目を引くインパクトのあるサインを短時間で製作することが可能になっている。
「サイン制作は、単なる物理的な表示物ではなく、顧客の理念やブランドイメージを視覚的に伝えるための重要な手段です。私たちは、デザインから製作、施工までを一気通貫で対応し、クライアントのビジョンを的確に反映させることを目指しています」
サイン制作における技術革新の一環として、昭栄美術はインクを速やかに固める最新のUVプリンタを導入。5メートル幅に対応できる大型プリンタを活用することで、シームレスな大型グラフィックや複雑なデザインを高精度で実現できる点が、昭栄美術の強みだ。これにより、イベントや展示会において目を引くインパクトのあるサインを短時間で製作することが可能になっている。
さらに、SHOEIベイスタジオでは生産性向上のために、サイン制作のプロセスをマニュアル化し、誰でも短時間で高精度な作業を行える体制を整えている。具体的には、タッチパネル操作で簡単に機械を制御できる最新の設備を導入し、複雑な加工を迅速に行うことができる。この技術革新により、従来は職人技に依存していた作業も、標準化されたプロセスを通じて再現可能となり、品質の一貫性を保ちながらスピード感ある対応が可能になった。
また、木工や電気、映像など、他の部門との連携を活かして、複合的なサイン制作を行うことも昭栄美術の特徴だ。例えば、木工で作られた構造物に対してサインを設置するだけでなく、LED照明や映像技術を組み合わせて、印象的なサインを作り上げることが可能になっている。こうした他部門との連携は、ワンストップサービスを提供する昭栄美術ならではの強みと言える。
SHOEIベイスタジオは、昭栄美術のものづくりに対する情熱と探究心を具現化した空間創造の心臓部。最新鋭の設備と、社員一人ひとりの高い技術力、そして環境への配慮の融合で、この場所から、人々に感動を与える、新たな空間がこれからも生み出されていくことだろう。
<本記事はPR記事です>
edit & write : yoko sueyoshi
photo : hideki ookura
SHOEIベイスタジオは、昭栄美術のものづくりに対する情熱と探究心を具現化した空間創造の心臓部。最新鋭の設備と、社員一人ひとりの高い技術力、そして環境への配慮の融合で、この場所から、人々に感動を与える、新たな空間がこれからも生み出されていくことだろう。
<本記事はPR記事です>
edit & write : yoko sueyoshi
photo : hideki ookura